注目度が高まっているチャイナマネーとオイルマネー

サッカーは一部ではなく、様々な国で親しまれているスポーツです。遊ぶだけならボールが1つあれば良いので道具にお金はかかりませんし、プロリーグのある国は多いため、稼げるスポーツの代表例といっても過言ではないです。ただ、大きく稼いで知名度を広げるためには有名なリーグで活躍するか、世界中の人々が注目するワールドカップやチャンピオンズリーグで結果を出す必要があります。それなりに収入を得られるようになり、知名度が高まってきた場合は中国や中東のチームへ移籍する選手が多くなっています。

なぜ誰もが知っている欧州や南米ではなく、中国や中東のプロリーグを選ぶのかといえば、サッカー界でチャイナマネーやオイルマネーが注目されているためです。中国経済は成長を続けており、世界のトップクラスに位置しています。そのため、ビジネスで大成功を収めた企業は非常に潤っているため、中国のプロリーグを盛り上げるために外国人の選手を破格の条件で獲得しています。また、中国と同じように中東も好条件を出し、実績のある選手を獲得するケースが多くなっています。中東の強みといえば様々な国に輸出している石油であり、日本も取引先の1つです。

中東の全ての人々がお金に余裕のある生活を送っているわけではありませんが、石油のビジネスを行っている場合は裕福で潤沢な資産を持っています。そこで、自国のプロリーグに大金を使用して有名な選手を呼ぶことが増えているので、オイルマネーという言葉がメディアでよく出るようになっています。今後もチャイナマネーとオイルマネーを求めて中国や中東のプロリーグへ移籍する選手は増えますが、お金以外の安全性や快適性などを求めてアメリカや日本を選ぶ選手も多くなるでしょう。